メンズ服好き女が薦めるLaLa Beginのバックナンバー

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2017年の10・11月号から急に"ボーイな女"向けファッションに傾倒した雑誌「LaLa Begin(ララビギン)」。

でも、これまでにもそういう特集を組んだ号はなかったのかな? と、バックナンバーを読み漁ってみたら、いくつかメンズライクな記事の載った号がありました。今回はそれを紹介していきたいと思います。

気になったバックナンバーがあればぜひ電子書籍や中古販売で購入してみてください。

オススメ第1位 2015年 AUTUMN

≫マニッシュな革靴の特集

メンズアイテムのデザインが好きで、服でもなんでもメンズ物を選ぶ私のような女性がぶち当たる壁といえば″革靴″です。

靴は靴でもスニーカーなら、合うサイズがなくても紐をきつく結んで甲幅をフィットさせれば履けますが、革靴だけはそうもいきません。

素材が硬いので紐でサイズ調整なんて不可能。そもそも革靴のサイズはスニーカーより約1センチ小さいものを選ぶことが推奨されているくらいです。なのでメンズを選ぼうものなら、ただでさえ合うサイズがないのに1番小さいのを選んでも誤魔化せないくらい大きいという事態に。ガポガポなのはもちろんのこと、背の高い人ならともかく標準以下の人は体と足のサイズが不釣り合いで不自然になります。女性がメンズの革靴を履くというのは早々に諦めるのが懸命です。

となるとレディースからメンズライクなデザインの革靴を探さなければなりませんが、レディースはヒールが高いものが多い。加えて予算のことなども考慮すれば、選択肢はだいぶ限られてしまいます。

とにかく自力で探すのが大変なレディースのマニッシュな革靴。そんなとき頼りになるのがこの号の革靴特集です。ヒールが嫌な女性に向けて、ヒールのない靴がたくさん掲載されています。またお高いイメージのある革靴ですが、安くて質のいいメーカーも紹介してくれているのが嬉しい。

おすすめ靴の紹介だけではなく、革靴のデザインの種類の解説ページもあり為になります。

 

≫ひと癖アイテム=メンズライク

ベーシックなコーデにひと癖あるアイテムを加えて崩そう、みたいな特集が組まれているのですが、フィールドジャケット・ざっくりニット・チノパン・ワークパンツなどなど、メンズライクなアイテムばかり紹介されています。

 

オススメ第2位 2015-2016年 WINTER

≫アウター特集

ウエストが絞られたアウターってレディースにはありますが、メンズ服好きとしては絶対に選ぶことのない代物です。こちらはそういったシルエットをあえて排除したアウター特集。メンズライクなダウン・ミリタリーアウター・チェスターコート・レザーライダースジャケットなどが紹介されています。型の比較や素材比較、ブランド比較などもあり、さらにはアイテムごとの詳細な解説付き。情報量がかなり豊富です。

 

≫レザー小物特集

最新号もレザー小物のコーナーはありましたが、それよりずっとボリューミーな21ページで特集を組んでいます。

お手頃価格な13の定番ブランドをそれぞれ紹介・解説していて知識が身につきます。

 

≫メンズのバッグを自分用に

今まで彼から借りていたメンズバッグを、自分用に買ってみよう! みたいな記事で、トート・デイパック・ヘルメットバッグ・サコッシュと、完全にレディースよりメンズっぽいバッグばかり紹介されています。

 

オススメ第3位 2015年 SPRING

≫スニーカー特集

かなり詳しくスニーカーのことが書かれています。

まずブランドごとの注目モデルが60近く載っていてボリューム大。

驚いたのは、″同じだけど違う″スニーカーの見分け方の記事。例えば有名なアディダスオリジナルスの「スタンスミス」には、アディダス本店などで売っているスタンスミスと、ABC-MART限定モデルのスタンスミスがあります。同じ名前が付いていても素材を始め細部が違うし、値段も違う。だからABCで見かけて勢いで買っちゃう前にきちんと下調べしたほうがいいよ! ってことです。

こんな感じで、同じ名前なんだけど細部が違うスニーカーが掲載されています。先述のスタンスミスの他に、コンバースの「ジャックパーセル」、スペルガの「2750-COTU クラシック」が取り上げられています。

また、スニーカーを格好良く履くための豆知識、水を使わず洗う方法、靴紐についてなど。痒いところにも手が届く内容です。

 

≫レディースに取り入れるメンズライク

 「気になるのはメンズライクな服」と題して、色々なアイテムが紹介されています。ただコーデ的にはあくまで″レディースな着こなしにメンズアイテムを取り入れる″感があるので、最近のLaLa Beginが好きな人にとっては方向性が違いますが、紹介されているアイテム自体は参考になります。

 

オススメ同率3位 2015年 SUMMER

≫ローファーの歴史と種類とブランドと

オススメ第1位の号は革靴全般の特集でしたが、今ローファーが欲しい人はこっちも要チェック。ローファーだけの特集です。

ローファーは″なまけ者″という意味らしく、それにちなんで動物のナマケモノが絵本のような形式でローファーの歴史を教えてくれます。とても読みやすいです。

そしてローファーのデザインの種類、さらにブランドごとの名作紹介。

その気がなくてもローファーが欲しくなってくる記事です。

 

まとめ

100%今のような″ボーイな女″向けというわけではありませんが、「マニッシュ」「メンズ」という単語は所々に出ていて、片鱗が見えるなあと感じました。

どの号でもやけにマニアックな部分まで記事にしているので、今回紹介したもの以外でも気になる特集が組まれている号があれば、読むときっと為になります。ぜひチェックしてみてください。