岩手花巻レトロ旅【前編】マルカンビル大食堂〜昭和の学校
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1月某日、岩手県花巻市のレトロスポットを巡ってきたのでレポします。初めて行く人の参考になるように書いたので、よかったら活用してください。
1泊2日のひとり旅。日取りは春休み時期を過ぎた1月の平日。1日目の日程は、
1・「マルカンビル大食堂」で昼食
2・「昭和の学校」見学
3・「大沢温泉湯治屋」で宿泊
マルカンビル大食堂
花巻駅を始点に行動開始。
まずはマルカンデパート閉店後、復活を遂げた「マルカンビル大食堂」へ。
花巻駅からの道はちょっとわかりづらいですが、歩いて行ける距離です。
建物はマルカンデパートの頃と同じビル。ただし開いているのは1階と6階のみ。1階にはマルカンビルオリジナルグッズや花巻のお土産品などが売っています。6階の大食堂は11時開店なので、早めに行き、10時から開いている1階を物色することに。
マルカングッズにはテンション上がりました。
マルカン思い出写真集/割りばしセット/茶封筒/一筆箋/ブローチ/ストラップ/CD/シール/ピンバッジ/マスキングテープ/Tシャツ/バッグ
私が行ったときにあったのはざっとこんなところでしょうか。名物のソフトクリームや身長計のキリン、エンゼルなどがあしらわれたグッズばかりでかわいいです。
私は今回これらを購入しました。
・ショーケースシール
・ソフトクリームストラップ
・箸立てストラップ
あとこれはマルカン1階ではなく、花巻駅前にある「はこざき民藝」というお店で発見したのですが、マルカン食堂ポストカード7枚セット。
マルカンのメニューがリアル且つ優しいタッチで描かれていてとても素敵です。
マルカングッズの一部は購入すると、マルカンの運営を引き継いだ花巻家守舎さんへの寄付金にもなるようです。素敵なグッズを買えるうえマルカン存続に僅かながら協力できるとは素晴らしい。
これらのグッズの一部は通販でも買えます。
("岩手の本当に良いもの"を集めたオンラインショップ)
さて、開店時間が迫って来たのでエレベーターで6階へ。私が最後にここへ来たときはかなり混んでいたので(デパート閉店発表後の頃)警戒していたのですが、現在の平日開店前は若干の列ができる程度でした。なので無理に早く来て並ぶ必要はなさそう。ちなみにもし開店前の1番乗りになったら左手前のレジ前に並びましょう。そして両脇のショーケースにズラッと食品サンプルが並んでいるので注文の品を決めておきます。
店員さんが開店の声掛けをしたら、順番にレジで食券を購入。そう、食券なのに券売機じゃないのです。
食券を受け取ったら次は、好きな席へ座ります。ウェイトレスさんはその様子を遠目にまじまじと見ているので、座ったらすかさず席まで来てくれます。そして食券の半券を切って厨房に持って行ってくれます。
あとはもうセルフサービスの水・お茶を飲みながら料理が来るのを待つのみです。
今回私が注文したのは月見そばと手作りプリン。ミスマッチ。
マルカンの大食堂と言えば″箸で食べる特大ソフトクリーム″が有名ですが、食べログなどを見てプリンが美味しそうだなーと思っていたので今回はこっちにしてみました。
めちゃくちゃ美味しかったです、プリン。手作りらしい味の濃さと適度な硬さ。私はとろけるプリンよりも硬さのあるプリンのほうが好みなので…。美味しいが故にサイズが小さいのが悔やまれました。この小さなプリンは150円、あの特大ソフトは180円と考えると、お得感で言えばやはりソフトに軍配が上がる。でも本当にプリン美味しかった。プリンアラモードもメニューにあったので、次の機会にはそちらを食べたいです。
さてさて、マルカンは返却口とかはなくウェイトレスさんが食器を片付けてくれますので、食べ終わったらそのまま帰りましょう。
ちなみに! 私はうっかりスルーしてしまったのですがかわいいエンゼル柄のビニール袋が欲しい人はワッフルを買いましょう!
ここの冷蔵ケースに入ってます! たまたま映り込んだ画像なのでわかりづらいですが、入口から席に行く途中のど真ん中にある感じですね。
このワッフルを買うとエンゼルの袋に入れてくれるようです。
↓こんなエンゼルです!
最後に…ひと気のない場所を狙って食堂の内装を撮ったので載せておきます。
遠目でも、壁紙やオレンジの箸立てが効いてとてもレトロです。本当にデパート閉店前の大食堂の雰囲気そのままですごい。末永く続いてほしいです。
昭和の学校
続きまして、廃校になった小学校を使い昭和30年代を再現した「山の駅昭和の学校」へ。昭和の学校という名前だけ聞くと、昭和の時代の学校を再現した場所なのかな? とも受け取れてしまいますが、学校の建物を利用して″昭和の商店街″を再現している感じです。
岩手県交通のバス「湯口線」に乗ると「山の駅昭和の学校前」というそのまんまの名前の停留所を通るので、ぜひ利用しましょう。私のようにマルカンから直接移動する場合は「末広町」という停留所が近いですが(しかしすぐ側ではないからわかりづらい)、花巻駅からも出てますし自分の都合に合う場所から乗りましょう。時間表と停車バス停一覧は岩手県交通のホームページで確認を。
ちなみに県外から来る人のために…このバスは後乗り前降り・乗車時整理券を取って後払いです。
さて、昭和の学校に着きました。外にはホーロー看板の数々。
入り口入って前方右手に受付があります。ちなみに学校ですが土足でズカズカ上がります。受付に人がいないときがあるので、その場合は置いてあるベルをチリンと鳴らします。
入場料を払ったら入場券を手渡されますが、この券は別にこの後何かに使ったりはしないです。記念に持っておきましょう。
見学できるのは1階と2階。1階から自由に見ていきます。
ちなみに私はここに冬しか来たことがないので夏の様子はわからないのですが、暖房が1箇所にしか置いていないのでとても寒いです。防寒対策必須です。
2階に上がると正に昭和の商店街。校長(館長)さんが20数年かけて集めた昭和の品々を、お店風にズラリと並べてあります。まさにタイムスリップしたかのような空間です。
撮影した写真をいくらか載せておきます。
昭和気分に思う存分浸って1階に戻って来たら、最後は受付隣にある駄菓子を売っているコーナーを見てみましょう。お菓子以外にも駄菓子屋に売っているようなちょっとしたおもちゃもあります。ここだけは購入できるスペースなので、欲しいものがあったら買っていきましょう。
大沢温泉湯治屋――後編へ続く
昭和の学校から出て、次は宿泊先の「大沢温泉湯治屋」へ向かいます。
長くなりそうなのでここで一区切り。
「岩手花巻レトロ旅後編」に続きます。